fc2ブログ

記事一覧

家ノ上収穫

町居の畑を9時までに終了して家ノ上に移動
今日は新館のおじさん夫婦も来てくれて大助かり
近年この園地を収穫する時には長雨が多い
まるで川流れのような土砂降りで収穫したことが何度かあった
独特な粘土質の土壌は仕上がりが遅くずっと肥大する
そして11月20日前後になると鮮やかな艶が出てくる
黒ぼく土壌では20日も早く仕上がる
これが土の力
普通に作るには窒素切れが早い黒ぼくが作りやすいかもしれない
出来上がったりんごの貯蔵性もまた違う
酸度も違う
自分の力でそれらを同じ状態にしようとやっては見たが土の特性まで変えることは可能だろか
こうして考えてみると海が隆起してできた土壌
川が隆起してできた土壌
湿地帯が隆起してできた土壌
川が氾濫して泥が堆積した土壌
火山灰が風化した土壌
それらが混在する土壌
それらは努力でどうにかできるものではない
それに加えて標高が意味するもの
全てが円で結ばれたところに最高のりんごが実る
まるで曼陀羅の世界観が見え隠れする
日本国内でいけば緯度も重要な意味を持つ
積算温度、標高差からくる温度差
降水量
台風から免れる特異な地形
水質
いったいどれほどの項目を満たさなければ完璧なりんごができないかがわかる
おいそれと土地を購入して広くすればいいという安易な考えは通用しないという事だ
物量だけを考えればそれは可能だが
最高品質を求めれば山間の過酷な環境下になるのかもしれない
地形改良をして土を動かした場所でこくまで出すのはとても難しいのかもしれない
それほどに長い年月をかけて土の層が出来上がっていく
それは100年やそこいらの時間ではない
数千年数万年の単位かもしれない
豪雨によるがけ崩れや山崩れはいずれも人間が手を加えた場所
昔からの自然の森はびくともしない
そこに我々はこれから向かうべきヒントがあるような気がしてならない
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

救世主釈迦

Author:救世主釈迦
FC2ブログへようこそ!