長峰剪定を楽しむ

今年はとても丁寧に剪定ができている
いつもは毎日除雪から始まり
剪定開始時にはくたびれていた
今年は異例の小雪で毎日梯子に登ってもぬかるまないし移動が格段に楽だ
約二分おきに梯子の上り下りを繰り返す
当然足腰がくたびれると思いきやそれが違うのだ
剪定が楽しくて嬉しくて疲れを感じない
りんごの木が人生と同じで
若いことは伸びようと暴れまくる
そして成ったりんごは皮が厚くて未熟なものが多い
成木になると働き盛りでたくさん稼ぎまくる
だがそんな時期でもフラン病やモンパ病にかかると根こそぎ伐採せざる得なくなる
老木になっていくと枝の伸びは止まり着色はいいが玉伸びがしなくなり収量が上がらなくなる
剪定で若返らせる手立てはあるのだが最盛期の成木期とは違ってくる
まるで人生
生き物特有の生老病死が毎日見て取れる
物言わぬ植物なのだから余計に微妙な変化を感じ取らなければならないのだ
最善の努力をして守ってやらないとな