家の上ふじ剪定

コロナで大騒ぎの毎日だが青空の下で剪定ができることに幸せを感じる
鋸を引ける幸せ
鋏を握れる幸せ
梯子を上れる幸せ
幸せとは一番身近なところにあるのだと思う
物欲が満たされて幸せを感じているうちは次なる物欲が頭をよぎるもの
永遠に満足は得られないのだろう
金が欲しいと思ううちは永遠にそこから逃れられないだろう
色欲も永遠の満足など得られないのだろう
剪定をしていると欲という問題といつも対峙する
欲をして枝を配置すれば親が死に本体のバランスは見事に崩れてしまう
欲を捨てる繰り返しが剪定のような気がする
人の生き方そのものが毎日の仕事の中にある
でしゃばる枝が切られ見栄えの良い真っすぐな枝が切られていく
コツコツとなり枝を配置することが結果的に大成を生み出していく
毎日が生き方を問われる剪定に感謝したい