甚三さんの剪定

暴れまくって手に負えないりんごの木の剪定を預かってもう4年になる
今年はいつものメンバーに声を掛けて9人で先手を仕上げた
細型紡錘形の爆発した20年を超えるＭ9Ａの
暴れる木を任され心機一転方向性を横に置いた
一本飛ばしに伐根し一年間無剪定とした
それはそれはお化けみたいな木の様相を呈した
夏場も一本も枝を切らないで欲しいとやってきた
もちろん草も刈らずに肥料もせず窒素コントロールをしてもらった
2年目頭を3メートルまで切り下げて横枝の候補を決めた
おおよそ10本に絞った
草も伸ばしっぱなし枝も鋏を一切入れないで剪定をしてきた
3年目見事に花芽がかかって今までにない200箱の収穫を得た
4年目今度はさらに枝を整理して素質のいい枝の配置を決めて剪定をした
今年素晴らしい花芽をつけている
木は縦方向に逃げるか横方向に逃げるかして根が持つ力を分散しないといい花芽はつかない
作業性や品質を考えたときにこの方法もありだと思う
今年のでき秋が楽しみだ
午後から雨が降るという事で午前中延長してみんなで頑張ってもらった
遅い昼食をとっていると雨が降り出した
気の置けるメンバーに集まってもらっての剪定は和やかに進み終わってからも剪定論議は続いた
有意義な一日をありがとう