銀座千疋屋向けりんご選果出荷

先日冷蔵庫の奥の方から出てきた銀座千疋屋向け候補りんご
３０箱の中からまた吟味して出荷していく
その基準は釈迦のりんご園を信用してくれていてこちらで基準を決めている
津輕から始まり弘前ふじ、トキ、シナノスイート、シナノゴールド、王林、サンふじとリレーしていく
基準はあくまでも当社の最高級品
こちらはお店のために店は生産側が意欲を持てるように努力をする
りんごジュースもパーラー用のりんごも並外れた数量を販売する
売るプロと作るプロが信用で結びつく
販売力の弱いところに多い難しい契約書
紙切れで紡ぐしかできない信用ならば担当者が変わるたびに崩れてしまう
日本では信用という大切な文化があった
それが封印という札の存在
また結界という境も存在する
ただの紙切れの封なのだが開けてはならない頑丈なカギよりも強い力がある
約束、契り、そんな大切な文化が揺らいできているように感じる
釈迦のりんご園の最大の取引先の銀座千疋屋
もうだいぶ年月が経つが契約書は交わさない
あくまで大事なパートナーなのだ
毎年あいさつに来てくれるしずっと電話連絡は欠かさない
こうした心の通う関係が大事に思える
今生育中のりんごに釈迦という名前が付く
外観が価値観として極められてきた銀座千疋屋に新たな試みが始まる
味だけを追求したある品種に釈迦という名前を付けることになった
ここまで信用してくれている
ならばこちらも最大限の敬意は払いたい
フランスの大使館でも待っている
作る側は売り込む努力よりも魅力あるものを作る努力が先に感じる