長峰剪定を楽しむ

今日もぬかるみを楽しむ
歩くのもままならない雪の上
そこにハシゴをかけて上り下りするのだから体力の消耗はすごい
それでも枝を目の前で見ることができるのと長柄で距離を置くのとではまるで違う
作業効率だけを重視してやっている剪定は木とまともに対峙していない
今は畑まで除雪が行き届き苦労せずとも畑までたどり着ける
昔は一時間もかけて歩いてそれでもハシゴを使って丁寧に剪定をしてきた
それくらい剪定に時間をかけてやってきて初めて広船リンゴの名声を勝ち取ってきた
今改めて効率化と仕上がりの同一化は違うと思えている
剪定を粗末にやると病害虫の温床にもなり得る
我々はリンゴのプロ
できの悪さを言い訳できる立場ではない
食べる人は最高のおいしい物を望んでいる
改めて背筋がピンと張る
もっともっと真摯に向かい合わないといけないな
ここは聖域
楽しみながら木から学び生き様を木に反映させる場だ