銀座千疋屋向けシナノスイート選果出荷

一人倉庫にこもってスマートフレッシュ処理したスイートを選ぶ
是非明日千疋屋の棚に陳列して欲しくて集中集中
お昼までかかって半分過ぎるとがたっと来た
やっぱり神経を研ぎ澄ましているのだろう
午後も黙々とりんごを手に取って吟味していく
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選果しながらふと頭に浮かぶのは受け取ったお店の人の顔
お店に買いに来た人が喜ぶ顔
食べた時の満足な顔
仕入担当の石部さんとは週に何度も電話で話をする
その信頼関係は厚い契約書より濃い
規則規則と強調する人もいるが
規則で相手のために喜んでもらおうと一生懸命になれるものではない
昨日岩手県にいるときに石部さんから霜の被害は大丈夫ですかと電話が来た
各県であまりにひどい報告が入ってきて驚いているそうだ
うちは五回も燃焼資材で霜対策をとってどうにか回避出来ましたというと安心していたが
今年の度重なる霜の害は半端でなく強い
ヨーロッパのブドウの被害も３分の１以上とテレビで報道されていた
まるで収穫が出来ない場所もあってワインの生産量がガタ落ちすると言っていた
政府が支援対策をすると公表するスピードは日本の比ではない
今年国産の果物もダメージが相当出るはずだ
こんな時に迅速な対処が出来ないのが日本のむなしさだ
連休も祭日も日曜もl関係なく迅速な調査発表対策が出来ないものかと思う
農家は連休など関係なく仕事が続く
それでいて米の価格などは十分連休をとった奴らが決める
こんなんでいいのかな
昨年産の農協のりんごの価格は見るも無惨な価格
理事の給料一年分無給でいくらいの価格だ
株式会社なら株主総会で刷新されるくらいの事なのだが
株主に値する出資者の立場が弱いのもおかしなシステムだ
騒げど変わらぬ組織
大型になればなるほどに小回りは利かなくなる
これでは経営継続をめざす後継者の心を折ってしまわないか心配だ
新規就農の金をばらまくよりも今の経営者を支えていかないと日本の一次産業は土台から崩れかねない