倉庫で津軽の選果出荷

朝から倉庫は賑やか
選果チーム
出荷チーム
出荷チームは銀座千疋屋、食べチョク、ふるさと納税、ネット販売
俺は千疋屋向けを選果箱詰め
いつものヘッドホーンで完全に自分の世界に浸る
毎年この選果は自分の生き様を見せるイベント
日本の最高級フルーツ老舗銀座千疋屋のひな壇を飾るりんごとしてお客様を魅了するりんごとして詰めている
周りの一切の音から遮断して気持ちを高揚させて選んでいく
大好きな曲を聴き精神状態をベストな状態にして選ばないととても選べる物ではない
それほどに疲弊するし達成感は高い
全品種扱ってくれる信頼関係は一個のミスでお互いが気まずい思いをするだろう
お店の入り口のガラスショーウインドーには我が家のりんごジュースが並ぶ
パーラーには年間通して美味しい状態でりんごが届けられている
作る人がお店の為に一生懸命やればいい
お店は作る人が潤う位にプロの商いをすればいい
親子兄弟以上の信頼関係がなせる技だ
どこにもまけないタッグチームとして育ててきた
今の生産現場の現状は自分の首を絞めることが多い
市場単価が高いと未熟でも出荷が続き早くだそうとホルモン剤で果肉はもさもさ
自分が消費者だったら買う気にはなれないだろう
りんごの消費が伸びないのはまずいものを喰わせるから食べなくなる
味を追求しない産業は衰退するだろう
どんなに立派なラーメン屋でもまずければ誰も行かなくなる
生産者ももう一度美味しく作るための努力を惜しんでいないか顧みるべきだと思う
どうせ誰が食べるか分からないから
肥料をしてもしなくても値段は変わらないから
歩いて来た道を振り返って後悔するような生き方はしたくないな