キャスター付き椅子のもらい物

かげの玉回し収量
昼に電話が入りキャスター付き椅子もらいに来ないか
焼き肉屋さんで使っていた物で悪くなった訳でもないのに取り替えるからという話で
軽トラックでもらいに行く
全部で７脚
これで７テーブルを囲めば倉庫で即飲み会が開ける
まあまあ良くもらい物をする我が家
ありがたいことだよな
昨日から友達の娘さんが良くジュースのシール貼りのアルバイトに来てくれている
二十歳くらいかな
倉庫に若い風が吹く
おかげで俺まで残業して銀座千疋屋向けシナノスイート箱詰め
明日発送されていく
りんごのつるが緑のままで店頭に並ぶ鮮度は誰にも負けない
それを実現する為には収穫の夜にはもう箱詰め
収穫中もパレットに３０箱決まれば零度の冷蔵庫に即格納される
活き締めみたいな処理によって鮮度は格段に上がる
釈迦のりんご園のような小さな会社が生き残るには独自のシステムという武器が必要だ
数万箱も在庫を抱える大手の移出業社と戦うにはうちしかできない武器が必要なんだ
もちろん品質味はどこにも負けない自信がある
そのために就農以来ずっと土作りを勉強実践して来た
４０年を超えるそのデータは頭ばかりでは無く身体が覚えている
毎日変化する葉の状態
樹体の色
草の種類
全てがサインを出して教えてくれる
毎日が戦と位置づけてアドレナリン全開
勝負は相手を切らねば殺される
そんな疑似的な思いを胸に毎日が過ぎていく